各アクション内の実行条件は、1アクションにつき1つの条件のみ設定できますが、「事前定義実行条件」を使用することで、1アクション内で複数の条件を組み合わせての設定が可能となります。
各アクション内の実行条件については、【 アクションに実行条件を付けてシナリオを条件分岐させる 】をご覧ください。
機能概要
条件名
条件を識別するための名前を入力してください。
実行条件
実行に必要な条件を設定してください。条件は最大5件まで登録可能です。
設定された条件を満たす場合に実行されます。
全てを満たす | 設定した全ての条件を満たしている場合(AND)に実行される | 例:設定条件(日にち=”今日” AND 時間=”15時”)の場合
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いずれかを満たす | 設定した条件の内、いずれか1つ以上を満たしている場合(OR)に実行される | 例:設定条件(日にち=”今日” OR 時間=”15時”)の場合
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変数名
ユーザーの発言や選択された内容をもとに条件分岐させるには、変数(「システム変数」「シナリオ内変数」「ユーザー変数」)も合わせて利用します。
詳細については【 変数の利用方法について 】をご覧ください。
比較条件
記号 | 説明 | 例:ヒアリング項目にて「年齢=18」、「場所=渋谷区」と回答した場合 | |
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= | 指定した値と等しい | 年齢 = 18 | 年齢が18歳である場合 |
<> | 指定した値と等しくない | 年齢 <> 18 | 年齢が18歳ではない場合 |
< | 指定した値より小さい、未満 | 年齢 < 18 | 年齢が18歳未満の場合 |
<= | 指定した値以下 | 年齢 <= 18 | 年齢が18歳以下の場合 |
> | 指定した値より大きい | 年齢 > 18 | 年齢が18歳を超過している場合 |
>= | 指定した値以上 | 年齢 >= 18 | 年齢が18歳以上の場合 |
include | 指定した値を含む | 場所 include 区 | 場所に「区」が含まれる場合 (部分一致:「新宿区」「品川区」なども条件に一致) |
not include | 指定した値を含まない | 場所 not include 区 | 場所に「区」が含まれない場合 |
between | 指定した値から値の間 | 年齢 16 between 18 | 年齢が16歳以上、18歳以下の場合 |
「between」選択時のみ『開始値』『終了値』の項目が表示されます。
値
条件として使用する値を入力してください。
手順
例として以下の条件で動作するボットの作成方法を説明します。
①シナリオ「VIPルーム予約」が呼び出された時、ID・パスワードをヒアリング
②正しいID・パスワードが入力された場合、オペレーターに接続
③ID・パスワードが間違っていた場合、お詫びのメッセージを表示
- 複数条件を使用したいシナリオを選択後、画面右端にある”シナリオオプション“をクリックしてください。
- 事前定義実行条件一覧画面が開きますので、”+ 新規作成”ボタンをクリックしてください。
※ 事前定義実行条件は、保存済みのシナリオで設定可能となります。シナリオ新規作成時に一度も保存をしていない場合は、シナリオを保存後、再度お試しください - 事前定義実行条件一覧画面が開きますので、以下の例を参考に各項目を入力後、”保存“ボタンをクリックしてください。
No. 項目名 例 1 条件名 VIPルーム予約ログイン 2 実行条件 全てを満たす 3 実行条件詳細 ID = VIP パスワード = Room - 登録した事前定義実行条件は、使用可能な変数として変数一覧に表示されます。
事前定義実行条件はシナリオ単位に設定ができ、それぞれ作成したシナリオ内でのみ使用可能です。(シナリオAで作成した事前定義実行条件をシナリオBで呼び出すことはできません。) - 「テキスト発言」アクションを追加し、以下の例を参考に『発言例』を入力してください。
項目名 例 発言内容 VIPルーム予約には事前にお知らせしたID・パスワードが必要です - 「ヒアリング」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
項目名 例 ヒアリング項目 ID @text IDを入力してください パスワード @text パスワードを入力してください - 「テキスト発言」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
実行条件は””をクリックすることで展開します。
No. 項目名 例 1 発言内容 ID・パスワードを確認しました
VIPルーム予約の為オペレーターにお繋ぎします2 実行条件 『事前定義実行条件を使用する』にチェック 手順3で作成した事前定義実行条件を選択 - 「オペレーターへの引き継ぎ」アクションを追加し、以下の例を参考に『実行条件』を入力してください。
項目名 例 実行条件 『事前定義実行条件を使用する』にチェック 手順3で作成した事前定義実行条件を選択 - 「テキスト発言」アクションを追加し、以下の例を参考に『発言例』を入力後、”保存”ボタンをクリックしてください。
入力されたID・パスワードが正しい場合、「オペレーターへの引き継ぎ」アクション実行後シナリオが終了するため、本アクションが実行されるのはID・パスワードが誤りの場合のみとなります。
項目名 例 発言内容 ID・パスワードを確認できません
もう一度入力内容をご確認ください - 『シミュレーター』機能で動作を確認してください。