タスク機能を利用することで、チャットボット始動で外部連携やユーザーへの通知などを行うことができます。
目次
機能概要
事前にタスクの内容を設定し、シナリオ内で呼び出すことで、指定したタスクを指定したタイミングで、ユーザーの発言を待たずに実行することができます。
この機能はベータ機能を有効化することでお試しいただけます。
ベータ機能は、将来的に互換性のない変更や機能の廃止が行われる可能性があります。予めご了承ください。
ベータ機能を有効にする方法は、【 ベータ機能を有効化したい 】をご覧ください。
タスク名
タスクの名前を入力してください。
設定したタスク名はシナリオ作成時、「タスク登録」アクションで選択する際に表示される項目名になりますので、わかりやすい名前をつけてください。
実行タイミング
タイプ
1度だけ実行 | 指定した時刻に1度だけ処理を実行します |
---|---|
複数回実行 | 指定した時刻に処理を実行し、その後も『実行間隔(分)』に設定された時間ごとに処理を実行します |
開始日時
タスクの開始日時を指定してください。
終了日時
タスクの終了日時を指定してください。この日時を超えたタスクは実行されなくなります。
タイプ「複数回実行」を選択した際に設定可能です。
実行間隔(分)
タスクの実行間隔を分単位(5分以上)で指定してください。
タイプ「複数回実行」を選択した際に設定可能です。
最終実行後もタスクが完了していなければ指定したメッセージを送信する
終了日時を超過した場合に発言する内容を設定してください。
「実行中の繰り返しタスクを完了」アクションで終了した場合は発言しません。
タスクの流れ
ユーザーとチャットボットの具体的な処理の流れを設定してください。シナリオ作成画面での「シナリオの流れ」と同様ですが、使用できるアクションが一部異なります。
アクションの詳細については、【 機能概要(タスク実行) 】をご覧ください。
本手順では、タスク機能を利用して、雨予報をユーザーに通知する以下タスクを作成します。
① 1日後まで、3時間おきに天気予報の情報を取得します。
② 取得した値が「晴れ」の場合は、ユーザーに何も通知せず、3時間後に再度タスクが実行されます。
③ 取得した値が「雨」の場合は、ユーザーに雨予報の情報を通知し、タスク機能を終了します。以降タスクは実行されません。
外部システム連携の設定
初めに、天気予報情報を取得するための外部システム連携設定を行います。
以下ガイドを参考に、外部システム連携設定を行ってください。
- 【外部システム連携機能を使いたい】
①【 外部システム(OpenWeatherMap)設定 】
②【 外部システム連携の設定 】
タスクの設定
次に、【 外部システム連携の設定 】で設定した処理をタスクとして実行できるように設定します。
- チャットボット画面へ戻り、『タスク』タブから”新規作成“ボタンをクリックしてください。
- 以下の例を参考に各項目を入力してください。
No. 項目名 例 1 タスク名 雨通知タスク 2 タイプ 複数回実行 3 開始日時 1分後 4 終了日時 1日後 5 実行間隔(分) 180 6 最終実行後もタスクが完了していなければ指定したメッセージを送信する チェックを入れる 7 発言内容 タスクの実行期間が終了しました。
引き続き雨予報の通知を受け取りたい場合は、再度チャットボットに依頼をしてください。 - 「外部システム連携」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
No. 項目名 説明 例 1 連絡先 【外部システム連携の設定】で設定した連携先を選択 3時間後の天気 2 外部システム連携に失敗した場合はシナリオを強制終了する - 任意 - 「実行中のタスクを強制終了」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
『実行条件』はアクションの下側に表示される””をクリックすることで展開されます。
項目名 例 実行条件 予報 <> Rain - 「画像の送信」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
画像設定の詳細については、【 チャットボットの発言中に画像プレビューを表示する 】をご覧ください。
No. 項目名 例 1 タイトル 雨 2 画像 任意 3 公開先がWeb/LINEの場合、画像がクリックされたときに指定したWebページを開く 任意 4 実行条件 予報 <> Rain - 「テキスト発言」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
No. 項目名 例 1 発言内容 {{@現在日時}}から3時間後の{{エリア}}に、雨の天気予報が出ています。 2 実行条件 予報 <> Rain - 「実行中の繰り返しタスクを完了」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力後、”保存”ボタンをクリックしてください。
繰り返し実行の必要が無くなった場合は、本アクションを利用することで、タスクの終了ができます。
今回は、雨予報を取得した場合は、ユーザーに通知し、タスク機能を終了します。繰り返し処理が完了扱いとなる為、3時間後にタスクは実行されません。
項目名 例 実行条件 予報 <> Rain
シナリオ作成
次に、タスクを呼び出すためのシナリオを作成します。
- チャットボット画面へ戻り、『シナリオ一覧』タブから”+シナリオを追加“ボタンをクリックしてください。
- 『シナリオ名』『ユーザー発言例』を入力後、「ヒアリング」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
シナリオ名 天気予報 ユーザー発言例 任意 項目名 例 ヒアリング項目 エリア @text 地域をローマ字で入力してください。 (札幌市の場合はSapporoまたはSapporo-shi) - 「指定したタスクの実行を予約」アクションを追加し、以下の例を参考に各項目を入力してください。
『引継ぎ変数』は、タスクに引き継ぐ変数となります。ここで指定した変数は、タスクのアクション内で{{変数}}という形で使用できます。
「手順(タスク設定)」にて、タスクの実行タイミングを『タスクを登録した1分後』としたため、本アクションが実行された1分後にタスクが実行されます。
No. 項目名 説明 例 1 実行するタスク 【 タスクの設定 】で設定したタスク名を選択 雨通知タスク 2 引継ぎ変数 タスクに引き継ぐ変数を設定
指定した変数はタスクのアクション内で{{変数}}という形で使用可能
【 タスクの設定 】にてタスクの実行タイミングを『タスクを登録した1分後』と設定しているため、
本アクションが実行された1分後にタスクが実行されるエリア {{エリア}} - 「テキスト発言」アクションを追加し、以下の例を参考に『発言内容』を入力後、”保存”ボタンをクリックしてください。
項目名 例 発言内容 タスクを登録しました。
雨予報が出た時に通知します。 - 『シミュレーター』機能で動作を確認してください。