LINE phone number push notification APIを利用し、指定した電話番号宛にメッセージを送信するための流れは以下の通りとなります。
1. LINE Phone number push用のシナリオを作成する
2. アプリケーションの公開
3. 送信先電話番号のハッシュ化
4. ユーザー宛てに通知メッセージを送信
以下のトピックで、各詳細について説明します。
1. LINE Phone number push用のシナリオを作成
DialogPlay管理画面 にて新規チャットボットを作成し、『LINE通知メッセージ』タブより通知用シナリオを作成します。
2. アプリケーションの公開
- DialogPlay管理画面 にて手順1で作成したチャットボットをアプリケーション公開します。
項目 設定値 公開先プラットフォーム LINE LINE Phone number push API機能
LINE Phone number pushでユーザーへ直接メッセージを送信するためのAPIを有効化するチェックする - 公開後に表示されるAPIキーを今後の認証で使用します。
3. 送信先電話番号のハッシュ化
送信先ユーザーの電話番号を以下の手順に従ってハッシュ化します。
- 変換前の電話番号:
080-1234-1234
- E.164形式に変換:
+818012341234
- SHA256ハッシュ化:
9d5915ca8456e277339a6483d338edd9bcd51f28d6f3192f119cb61345891291
※ 〔 SHA256ハッシュ化サイト 〕を利用することで容易に電話番号のハッシュ化が可能です。
参考
Linux環境の場合、以下のコマンドを使用することで電話番号のハッシュ化が可能です。
echo -n '+818012341234' | sha256sum
4. ユーザー宛てに通知メッセージを送信
送信先ユーザーの電話番号を以下の手順に従ってハッシュ化します。
POST /phone_number_push
を使用して対象のユーザーに通知メッセージを送信することができます。
この機能を使用して発言する場合、チャットルームにはボット発言として表示されます。
Method:POST
Path:https://notification-api.dialogplay.jp/phone_number_push
Request headers:
{
"x-api-key": "手順2で取得したAPIキー"
}
Request body:
{
"hashed_phone_number": "9d5915ca8456e277339a6483d338edd9bcd51f28d6f3192f119cb61345891291",
"pnp_scenario_name": "手順1で作成したシナリオ名"
"variables": {
任意のキー/値のペア(※1)
}
}
※1: variables
に指定した値は手順1で作成したシナリオ内で{{キー名}}
のように使用することができます。
Response body:
{
"ids": [
"送信されるメッセージを示すUUID"
]
}