『他シナリオ呼び出し(固定)』アクションは、シナリオ内から別のシナリオを呼び出すアクションです。
共通したやり取りを個別シナリオとして用意することで、シナリオ修正時の対応範囲を減らすことができます。
手順
以下シナリオ例で、『他シナリオ呼び出し(固定)』アクションの利用方法を説明します。
[シナリオ例]
<お問合せシナリオの流れ>
お問合せ受付時に、お問合せ内容、個人情報の聞き取り(電話番号、メールアドレス、名前)を行う。
<予約受付シナリオの流れ>
予約受付時に、予約内容の聞き取り、個人情報の聞き取り(電話番号、メールアドレス、名前)を行う。
赤字部分の処理が同一内容であるため、共通処理として「個人情報聞き取り」シナリオを用意します。
<共通処理シナリオの流れ> 個人情報の聞き取り(電話番号、メールアドレス、名前)を行う。
- 共通処理「個人情報聞き取り」シナリオを作成します。
『シナリオ名』を入力後、「ヒアリング」アクションを追加し、各ヒアリング項目を入力してください。
- 共通処理の呼び出し元である、「お問合せ」シナリオを作成します。
『シナリオ名』、『ユーザー発言例』、『お問合せ内容(「ヒアリング」アクション)』を入力後、『シナリオの流れ』エリアの中にあるリストから「他シナリオ呼び出し(固定)」アクションを選択し、”アクションを追加“ボタンをクリックしてください。
- 『呼び出しシナリオ』に、手順1で作成した「個人情報聞き取り」シナリオを選択してください。
「他シナリオ呼び出し(固定)」アクションで指定できる他シナリオは、1アクションにつき1つです。
複数の他シナリオを呼び出す場合は、「他シナリオ呼び出し(固定)」アクションを複数設定してください。
1アクションで複数の他シナリオを選択肢として表示し、選択肢の中からユーザーが指定した他シナリオを呼び出す場合は、「他シナリオ呼び出し(選択肢)」アクションを利用します。
『タイトル』、『質問内容』を入力後、『選択肢』に、呼び出したいシナリオを選択してください。
必要に応じて『選択肢以外の発言が行われた場合に、発言内容をもとにシナリオの推定を行う』にチェックを入れてください。
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『選択肢以外の発言が行われた場合に、発言内容をもとにシナリオの推定を行う』チェックについて
チェックを有効にすると、選択肢に無い発言が行われた場合、その発言内容から選択肢以外のシナリオを含めて推定します。
[チェックが有効の場合]
発言内容から推定を行い、選択肢外からのシナリオも呼び出すことができます。
例:選択肢にない「クーポン情報」シナリオが呼び出される
[チェックが無効の場合]
発言内容から推定は行わず、選択肢内からの選択を促します。
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『選択肢以外の発言が行われた場合に、発言内容をもとにシナリオの推定を行う』チェックについて
- 同様の手順で、「予約受付」シナリオを作成してください。
- シミュレーター機能でそれぞれのシナリオ内で、共通処理「個人情報聞き取り」シナリオが呼び出されていることを確認してください。
[シミュレーター画面(お問合せシナリオ)]
[シミュレーター画面(予約受付シナリオ)]