外部システムから取得した結果を選択肢で表示したい場合は、『外部連携結果を選択肢表示』アクションを利用することができます。
『外部連携結果を選択肢表示』アクションを利用することで、外部連携先から受け取った配列データを、チャットウィンドウ内に選択肢として表示することができます。
外部システムとの連携については、 【外部システム連携機能を使いたい】をご覧ください。
※ 外部システム連携機能は、 Standardプラン以上 でご利用いただけます。
『外部連携結果を選択肢表示』アクションには、以下のような設定項目があります。
項目名 | 説明 | |
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タイトル | 任意のタイトルを入力してください。 設定したタイトルは、ユーザーの選択結果が格納される変数として、後続のアクションで利用できます。 変数の詳細については、【変数の利用方法について】をご覧ください。 |
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質問内容 | ユーザーへの質問を入力してください。 | |
選択肢設定 | リスト変数名 |
配列データが格納された変数名を入力してください。 外部システム連携先の『Response Map』で指定した変数などを入力します。 |
項目毎の表示内容 | 配列データの各データを選択肢として表示する際に、どの要素を表示するかを入力してください。 『リスト変数名』で入力した配列データ内の各データに含まれる要素を、{{要素名}}や{{要素名.子要素名}}の形式で指定できます。 |
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項目毎の値 |
ユーザーが選択肢を選択した際に、『タイトル』で入力した変数に代入される要素を入力します。 この項目は任意項目です。省略した場合は、『項目毎の表示内容』で指定した値が代入されます。 |
以下では、具体例を用いながら『外部連携結果を選択肢表示』アクションの利用手順を説明します。
手順
- 前提として、以下のような外部システム連携を作成し、『外部システム連携』アクションで実行しているものとします。
レスポンスに含まれる「value」に格納されている配列データが、「イベントリスト」という変数名でシナリオに渡されています。
外部システム連携の結果として、以下のようなレスポンスを取得できているものとします。
(図の赤枠は後の説明で使用するため、この時点では気にしないでください。) - 『外部連携結果を選択肢表示』アクションをシナリオに追加します。『シナリオの流れ』エリアの中にあるリストから「外部連携結果を選択肢表示」を選択し、”アクションを追加“ボタンをクリックしてください。
- 『外部連携結果を選択肢表示』アクションの各項目を入力してください。
例えば、以下のような値を入力してください。項目名 入力値 タイトル 削除する予定を選択 質問内容 削除するスケジュールを選んでください。 リスト変数名 イベントリスト 項目毎の表示内容 {{start.dateTime}}:{{subject}} 項目毎の値 {{id}}
『項目毎の表示内容』には、『リスト変数名』で入力した配列データ内の各要素を、{{要素名}}や{{要素名.子要素名}}の形式で指定できるので、「value」の配列データの各要素に含まれるキー「subject」を{{subject}}、「start」キーの子要素「dateTime」を{{start.dateTime}}として入力しています。(手順1. のレスポンスの図の赤枠を参照)
『項目毎の値』に{{id}}と入力することで、実際にユーザーが選択肢の1つを選択した際に、変数「削除する予定を選択」にはユーザーが選択したデータのid値が代入されます。
配列データの各内容は、最大15件まで表示可能です。件数が多い場合は自動的にページングされます。 - 外部連携結果を選択肢表示アクションの設定は以上です。この具体例では、外部連携結果を選択肢表示アクションを用いてユーザーに削除するイベントを選択させたので、後続のアクションでは実際にイベントを削除する外部システム連携を追加します。
この際に、変数「id」には削除するべきイベントのid値が代入されていますので、外部システム連携の中では変数「id」を用いて削除するイベントを指定することができます。
- 保存後、『シミュレーター機能』で動作を確認してください。
『項目毎の表示内容』で指定した通り、{{start.dateTime}}:{{subject}} の形式で各選択肢が表示されます。